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スーパーシェルパと怪しい仲間達

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2019年 01月 22日

年式と形式・外観の見分け方

シェルパの国内販売は1997~2007年ですが、この間にマイナーチェンジが繰り返されています。
検索ワードで当たっているようですので、どのように変わっているか紐解いてみたいと思います。




◆1997年式
フレーム番号:KL250G-000001~009000
いわゆる規制前の前期型シェルパ。フルパワーのやつです。
97年式には形式が2種類(厳密には4種類)あります。
G1:ダウンフェンダのモデル(非対称グラフィックはG1A)
H1:アップフェンダのモデル(非対称グラフィックはH1A)
97年式はアップフェンダ、ダウンフェンダが選べた上に、メーカオプションで
燃料タンクの左右非対称グラフィックというのがありました。
なんと選べる8種類(左右非対称グラフィックは+1万だったような)でした。

ホイールが唯一のゴールドリム。
メータカバーのウインカーインジケータがオレンジ(P/N:25023-1232)

G1 ダウンフェンダモデル
・パールロイヤルブルー
97年式G1

・ギャラクシーシルバー
97年式G1

・キャンディサンゴッドオレンジ
97年式G1

G1A ダウンフェンダ 非対称グラフィックモデル

・パールロイヤルブルー(非対称グラフィック)
97年式G1A

H1 アップフェンダモデル

・パールロイヤルブルー
97年式H1

・ギャラクシーシルバー
97年式H1
・キャンディサンゴッドオレンジ
97年式H1

H1A アップフェンダ 非対称グラフィックモデル

・パールロイヤルブルー(非対称グラフィック)
97年式H1A
余談ですが、非対称グラフィックモデルのタンクの柄は『椰子の木がある海岸の夕暮れ』です。

『シェルパ』とはウィキペディアによると・・・
『 エベレストなどのヒマラヤ登山で,隊の一員として荷物運搬,案内などを務める人。
本来はネパール北東部のソロ・クーンブ地方に住むチベット系の一民族である
シェルパ族のことをさす』

ヒマラヤ登山でのガイド兼荷物輸送をする人だよね?
山岳ガイドだよね?

どうして椰子の木がある夕暮れの絵なんですかカワサキさん・・・

2019-10追記:
非対称とパールロイヤルブルーの違いは一見してタンクだけのように見えますが、サイドカバーとフロントフェンダ(ダウンタイプG1Aのみ)のグラフィックに赤い縁取りが入っています!
これで『なんちゃってH1A/G1A』や『なんちゃってH1/G1ロイヤルブルー』の見分けが付くようになりました!!
まぁ、何の役にも立ちませんがw


◆1998年式(H2)
フレーム番号:KL250G-009001~018000
この形式までが、いわゆる前期型の排ガス規制がないフルパワーモデル。
メータカバーの部品番号が変わる(P/N:25023-1245)もウインカーインジケータはオレンジ色。
何が変わってるのかは謎。
ステム付近のメインハーネスカバーがシート巻きから割コルゲートチューブになったり(ハーネスの部品番号変わらず)、
リアサスリンクにベアリングが追加されたり(部品番号変わる)するなど微妙な変更あり。
※メインハーネスの近代化改修(G1/H1→H2化)は記事化しています。

98年式以降、ホイールが黒になる。
但し、黒ホイールと言っても2種類ある事が最近の調査で確認できました。
・98年式H2の黒ホイール:塗装仕上げ(経年劣化で部分的に塗装剥離が発生する)
・00年式H4以降の黒ホイール:黒アルマイト(少し紫がかって見える。色が薄くなる)

しかし、黒ホイールの部品番号は98~07年まで共通。
F:41025-1330-WC(現:41025-0324-WC)
R:41025-1332-WC(現:41025-0326-WC)
リムメーカの仕様変更という事かと思われます。

・ライムグリーン
98年式

・サンビームレッド
98年式

◆2000年式(H4)
フレーム番号:KL250G-018001~024000
いわゆる規制後の後期型シェルパ。98年式から大きく変更が出ます。
・排ガス規制に伴いシリンダヘッドに未燃焼ガスの再燃焼ポート(2次エア)が
追加される。(シリンダヘッドのポート追加に伴う部品変更)
・マフラーも排ガス規制対応のものになる。(刻印がK***→K***)
・2次エア配管とダイヤフラムバルブが追加される。
・エンジン出力が下がる。
・ドライブスプロケット(前)カバーのアイドリング調整つまみのホルダがなくなる。
また、カバー上側ネジでダイヤフラムバルブを支持する金具が共締めになる。
(ドライブスプロケットカバー部品変更)
この年式からエアクリボックスとキャブを接続しているダクトの2次エア供給用ニップルが千切れる持病がある。調査の及んだ範囲では発症率が100%です。
ダクトの部品番号の変化
G1/H1~H2(規制前) P/N:14073-1709 ¥1130 ニップル無
H4~H7F(規制後) P/N:14073-1779 ¥1270 ニップル付
タンクコックの燃料ホースの向きが変わる(下向き→横向き)P/N:51203-1282
キャブセッティングが変わる。
MJ:#122.5→#127.5
PJ:そのまま(#17.5)
※この年式にはキャブヒータや吸気温度計が未実装です。

ちなみに、変わってそうで変わってないのがイグナイタ(CDI)です。
※本機はトランジスタ点火系だったはずなので、正確にはCDIじゃないです。
これは最初のH1から最後のH7Fまで共通です。燃調変更と2次エアと触媒だけで対処です。

00年式からリムが黒色塗装→アルマイト仕上げです。
部品番号はなぜか変わらず。カワサキの仕入れとしては変わらず製造元(DID)の仕様変更?
また、メータ部のウインカーインジケータがオレンジ→緑に変更です。

・ポラーホワイト
00年式

・ライムグリーン
00年式

◆2001年式(H5)
フレーム番号:KL250G-024001~028000
2000年式の排ガス規制対策部分において部品追加になっているので、排ガス規制部分を改善したモデルと思われます。
・H4→H5
キャブヒータ、吸気温度計、制御回路と専用リレーが追加される。それに伴いハーネスが変更される。

・後期型エンジンガードに変更(と呼んでいるのは私だけか?)
エンジンガード前方にある開口部が2穴から大きめの1穴になる。


・ライムグリーン
00年式

・ファイヤクラッカーレッド
00年式


◆2002年式(H6)
フレーム番号:KL250G-028001~036000
キャブのフロート高が変わる。(13.0±2mm→14.6±2mm)
スタータのワンウェイクラッチ及びカップリングが変更になる。
ワンウェイとカップリングは過去のモデルに組み付け可能で、ワンウェイの不具合が発生しにくいようです。
・ライムグリーン
02年式

・ポラーホワイト
02年式

◆2004年式(H8)
フレーム番号:KL250G-036001~039000
メータが後期型(P/N:28011-0019)になる。
ODOメータが99999kmで止まらず1ケタ増えて999999kmまで対応。
後期型メータはスピードとトリップ表示の上下間に区切り線が入っているのが外観上の特徴。
線は印刷なので電源オフの状態でも見えます。

H8からキーシリンダ部品が変更になり『Pポジション』がなくなりました。
H1~H6:27045-5038(Pポジション付き)
H8~H7F:27045-5250(Pポジション無し)
※yutaさん、中原さんご指摘ありがとうございました。

H8からホーンが変更になりました。
27003-1366 → 27003-1288
ホーンの直径が少し大きくなった感じです。

これ以降は大きな変更が無いので、この年式がシェルパの完成形と言えるのかも。
※H7Fのフロントアクスルシャフト変更は他車種の状況からしてカワサキ社内設計規準が変更になったっぽい。よって、大きな変更には含まないものとします。

・ギャラクシーシルバー タイプ2
04年式

・ポラーホワイト
04年式

◆2005年式(H9)
フレーム番号:KL250G-039001~045000
フロントブレーキホースの取り回しが変わり、針金タイプのホースガイドとブッシュが追加になる。
また、これに伴いホースがアウターチューブ付きに変更されて・・・いるんだけど部品番号はなぜか変わらずw
・エボニー
05年式

・ライムグリーン
05年式


◆2006年式(H6F)
フレーム番号:KL250G-045001~048000

H6Fからステアリングアンダーブラケットのフォーククランプのナットが無くなりました。
なので、それに合わせてボルトが短くなりアンダーブラケットにタップが立っています。
ボルト:130BA0850(M8×50)→92153-0484(M8×40)
アンダーブラケット:44037-1357(H9まで)→44037-0046(H6F)
※アッパーブラケットは変更なしでボルト・ナットによる固定構造です。kwskか・・・

・パールソーラーイエロー
05年式

・エボニー
06年式

◆2007年式(H7F)
フレーム番号:KL250G-048000~
最終型
メータカバーがマイナーチェンジしたっぽい(P/N:25023-0025)
※見比べた事がないので詳細不明w

★フロントアクスルシャフトの固定構造が変更になったようです。
・従来型(G1~H9,H6F):フロントフォークの左側ボトムケースにねじ山があり、
このねじ山によりアクスルシャフトを固定する
・新型(H7Fのみ):フロントフォーク左側のボトムケースが変更になり、ねじ山の削除、
アクスルシャフトの変更、ナットの追加、によりナット固定型になったようです。
※yutaさんから情報提供がありました。ありがとうございます。

旧 左フォークアウタ(G1~H6F用ねじ山あり):44005-1377 ¥20,400
旧アクスルシャフト:41068-0013(KLX250-M2と共通) ¥4,330
新 左フォークアウタ(H7F用ねじ山なし):44005-0059 ¥18,900
新アクスルシャフト:41068-0601(KLX250-SGFと共通) ¥4,020
新アクスル用ナット:92015-1407 ¥380

・ライムグリーン
06年式

・キャンディバーントゥオレンジ
06年式



★番外編
北米仕様車について少しだけです。

◆2000年式(G4),2001年式(G5)
国内仕様車の97年式G1と同じように見えますが、北米仕様の大きな違いとして
・ヘッドライトがマウント金具から違うタイプの形状。カウルも一体型(カウル一体型。KLR250と同一形状)
・ウインカもマウント金具から違う(大型ウインカー。現地の法規制に対応)
・フォーク部分にリフレクタ(現地の法規制に対応)が付いている
など微妙な違いがあります。
スイングアームの根本にある黒いものは、オイルとオイルフィルターに関する記述の表示シールです。


06年式

◆2002年式(G6)
国内仕様車にはないカラーリングです!ギャラクシーシルバーのタイプ3でしょうか?
ホイールもシルバー!
06年式

◆2003年式(G7 カナダ向け)
これまた国内仕様車にはないカラーリングです。
06年式

■2004年式(G8)
国内仕様2002年式(H6)のデザインで色が白黒逆(色配置としてはH8の白黒だけどデザインはH6)、というのが存在するっぽいです。

・・・するっぽいんですが、どうしても実車の写真が見つからない。

年式と形式・外観の見分け方_c0212385_09392177.png



◆2010年式(G? カナダ向け)
さらに新しいカラー!
ちなみに2009年からマフラーが変わっています。
そして、多分これが最終モデル
10年式CANADA

北米仕様車は当然ながらメータがmph(mile per hour)表示です。

北米仕様mphメータ


ちなみに欧州仕様車は北米仕様と異なりアップフェンダ(H系統)です。
パーツリストを確認した結果、ヘッドライト・ウインカーは北米仕様車と同じ大型で、
確認できた範囲で2006年から排ガス規制仕様になっています・・・が、規制前・規制後のどちらもなぜか2次エアシステムの搭載はなし・・・
どうやら2次エアシステムを搭載しているのは日本国内仕様のみのようです。なぜなのか・・・
欧州・豪州仕様ベースのストックマンは規制対象外のようで、2006年以降も前期型マフラーを装備しています。

ちなみに欧州仕様車の後期型マフラーは国内仕様の後期型マフラーと似た見た目(排気口の絞りとか)ですが、マフラ本体の刻印が
国内仕様:K407
欧州仕様:K497
と異なります。2次エアがなくても2006年からのEURO3規制をクリアしているっぽいですね。

欧州仕様車は2006年モデルとして国内仕様の2004年シルバーと2005 or 2006年エボニーが販売されていたようです。

06年式EU

ストックマンに関しては2018年まで販売されていたようです。

記:2019-2 色名称、対象フレームナンバー追記。
番外編 その1を追加。その2(ストックマン)は近日中に追加予定。たぶんw
記:2019-4 検索ワードに初期型CDIとあったのでイグナイタに関する記述追加。


ついでに、どうでもいい番外編(というかメモ)
1号車:H1 ギャラクシ
2号車:H2 ライム
3号車:H1 ロイヤル
4号車:H6 ポラー前期型化改修
5号車:H1A ロイヤル非対称
6号車:H1 ロイヤル→ギャラクシ外装改装
7号車:G1 ギャラクシ
8号車:G1 墓石→ロイヤル外装改装
9号車:H6F エボニー
10号車:H1 ギャラクシ
11号車:H1 ?→H1ホイール+H2ライム外装+H5以降エンジン(何だそれ
12号車:H1 ギャラクシ→H6外装 H6フレーム
13号車:なんだったっけ?
14号車:H1 青
15号車:H6F オレンジ
16号車:H1青



by nossi_ck | 2019-01-22 01:40 | 整備・改造 | Comments(7)
Commented by トワイライト at 2019-01-22 12:45 x
ノッシ様(^^)
お久しぶりです。m(_ _)m
ようやく慣れました、、、、
どうやら前のオーナーが、ハーネスから
電源取ってたみたいです。
バッテリーも高さが低いのが付いてて、
大変でした。
ダクトはAI付きの新品に交換して、
ライトカバー、ブーツは新品に交換。
あとは外装外して大掃除しました。
バケツの水真っ黒、、、、、。
エアーカットバルブカバーも交換。
おまけにX-MALとか言うコーティング剤を塗り塗り。
必ずキャブからガスは抜いています。
ダストブーツもラバープロテクタント塗り塗り。
タンクの蓋も一回外してコーティング剤を塗り塗り。

やっと小綺麗になりますた。
あとはメーターケーブルを熱収縮チューブで、、、やりたい!

時間ガァー!(≧∇≦)
では。
Commented by 山本 at 2019-01-23 20:57 x
はじめまして!いつもこちらのブログを見て勉強させてもらってます。シェルパは10年も製造されていたのですね。そしてまたこんなにマイナーチェンジとカラーリングがあったのですね。ワタクシのは冠婚葬祭にぴったりの黒銀のタイプです。これからも大事に乗り続けたいと思います!
Commented by nossi_ck at 2019-01-26 00:05
> トワイライトさん
諸々大変だったみたいですね。
メータケーブルのチューブはコネクタコンタクトの並べ方と、摩擦の少ないマスキングテープを使うのがキモです。
センサ部分の付け根は柔軟性があるシリコンシーラントで防水しておくのが良いですね。

> 山本さん
はじめまして、画像が上手く貼れない管理人ですw
カラーリング以外にあまり変わってないように感じるシェルパですが、凄く微妙なところが変わっていたりして追跡すると面白かったりします。
かれこれ15年ほど乗り続けていますが、未だに飽きがこない素晴らしいバイクだと思います。
Commented by yuta at 2019-01-28 20:19 x
yutaと申します。いつも楽しみに拝見させていただいております。
野暮かもしれませんが、この記事に記載されていない変更箇所を挙げてみます。

04モデルからメインキーシリンダーをハンドルロックのさらに奥にあるPポジションが削除され、
07モデルではフロントアクスルとフロントフォークのボトムケースのL側のみ変更(+ナットが追加)ってのがありますね。
ボトムケースにアクスルシャフトをねじ込めるタップが立っていたのがただの通し穴になり、
左側に飛び出たアクスルシャフトをナットで締めこむ構造に変更になってます。

同年モデルのKLX・Dトラッカーも同じような構造に変更になっているので、共通のアクスルシャフトを使う手前一緒に変えたんでしょうね。
過去にオンボロのFフォークを整備するときにコレで痛い目見ましたんで、こういう変更は把握するか年式はちゃんと揃えて部品揃えないとダメですね…
Commented by nossi_ck at 2019-01-31 09:39
> yutaさん
初めまして、管理人です。
貴重な情報ありがとうございます!!これは知らなかったです!
後ほど情報更新に使用させていただきますね!
Commented by 中原 at 2019-02-18 21:32 x
2018年夏にヤフオクで2000年式(ミレニアムモデル?)走行約35000km(怪しいですね)で手に入れ、手入れをしながら楽しんでます。
シェルパのハンドリングの良さに感動しつつ、不具合がでると何故かワクワク(変態?)しています。
そしてこのhpを発見した時も感動しました、ありがとうございます。
pポジションですが、うちのシェルパにはあります、フレーム番号が19870なのでH4モデルです。
う~ん残り物から使いまわしですかね(笑)
これからも情報発信お待ちしております(^^)/

Commented by nossi_ck at 2019-02-19 16:17
> 中原さん
Pポジションの件、ありがとうございます。早速確認しました。
ご指摘の通り、H1~H6までが同じ部品(Pポジション付き)でした。
H8以降で部品番号が変わっているので、H8以降がPポジション無しのようです。


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