2016年 04月 01日

スーパーシェルパ・異音と発生原因

シェルパに限った事ではありませんが、車両に何か問題があったり、
不具合は発生する前には異音として前兆が出たりする事があります。

分かっている範囲ではありますが、異音の種類・場所とその原因・対策についてまとめたいと思います。




◆走行時に前方下より『ピー』『ピピピ』『キーキー』という音がする場合
原因:
フロントハブにある速度センサ、オイルシールのグリスが切れかかっています。
処置:
前輪を外して速度センサのマグネットとオイルシール部分を清掃してグリスアップしてやります。

◆停止・走行時にタンク付近から『ピー』という笛のような音がする場合
原因:
燃料タンクの吸気口からの音で不具合ではありません。温度変化や燃料揮発によるタンク内圧変化で
燃料キャップの吸気口から空気が出入りする際に聞こえる音です。
これは不具合ではなく正常な状態です。
処置:
特に無し

◆始動時に『ギギャー』『ガガッ』と大きな音がする
原因:
セルスタータのワンウェイクラッチ(一方向のみ回転を伝える部品)が劣化による機能低下が発生して、
滑っている状態です。
処置:
ワンウェイクラッチの交換をする必要があります。これを放置すると回転が伝わらなくなり
始動不可能になったり、他の部品にまで被害が広がります。少しでも音が鳴り出したら速やかに交換しましょう。
※概ね3万km程度で発生します。KLX250でも同様の構造で、同様の傾向にあります。
交換記事

◆エンジン回転数に同期して『チッチッチッ』『チキチキチキ』と小さい音が聞こえる
・原因:
エンジンヘッドのカムシャフト周辺で何かしらトラブルを抱えている可能性があります。
・処置:
バイク屋に相談して点検・修理を行う、又は聞こえなかった事にする(笑)
・予防策:
オイルの無交換状態が続き、エンジンオイルが減って潤滑が不十分になると発生しやすい状況になります。
当方では3000kmごとのオイル交換、定期的なオイル量点検を推奨します。

※注意:カムシャフトに不具合が発生している場合、結構な修理金額になります。


◆高回転からアクセルを閉じた時に、たまに後方から『パンッ』と大きな音がする
原因:
空燃比の急激な変化にエアカットバルブが追いつかず、排気ガスが燃焼する状態になって
マフラー内等で燃焼した場合に発生する。そういう仕様です(笑)
処置:
特に無し

◆アクセルを閉じた時に、頻繁に『パンパン』と音がする
原因:
空燃比に何かしらの異常があって正しい燃焼になっておらずマフラー内で排気ガスが燃焼している。
キャブレータとシリンダを繋ぐインシュレータに不具合がある場合に発生する事が多い
※ノーマルシェルパでこの症状を見た経験はなし
処置:
インシュレータ等を点検してキャブレータの接続部分、シリンダの接続部分に異常がないか、
インシュレータにクラック等がないか確認して異常が認められた場合は必要な部品を交換する。
カスタム()されている場合はセッティングを出すか、ノーマルに戻すか、諦めますw

◆押し歩きをすると、タイヤの周期に合わせてディスクから『シャリ……シャリ……』と音がする
原因1:
ディスクローターに歪みが出ていて、ブレーキパッドとディスクが特定の場所で干渉している。
処置1:
ディスクの歪みを計測して、サービスマニュアルの使用限度範囲を超えている場合はディスクロータを
交換する。

原因2:
ブレーキのピストンが正しく戻っていない
対策2:
キャリパのオーバーホール(シール交換)を実施する

※多少鳴る程度は問題ありません


他に思い出したり、分かった段階で順次追加していきます。
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by nossi_ck | 2016-04-01 12:40 | 整備・改造 | Comments(0)


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