2012年 05月 28日
少しずつ組み上げてきた2号車、日曜に作業をする事ができたのでだいぶ完成に近づきました。 いや、まだ完成した訳ではないんだけど・・・w 今回やったのは ・ブレーキ(キャリパ、マスタ)のオーバーホール ・フォークオイル交換 ・吸排気系組み立て です。 まずは中途半端に終わっていたブレーキのオーバーホール。 必要なのは ◆部品 ・前足用 Fキャリパ・ダストシール パツキング,ピストン 43049-1090 2 @410 Fキャリパ・オイルシール パツキング,ピストン 43049-1059 2 @336 Fマスター用 ピストンコンプ(ブレ-キ) 43020-1065 1 @2,048 Fマスター用 カバ-(シ-ル) 49016-1044 1 @494 ・後足用 Rキャリパ・ダストシール パツキング 43049-1068 1 @410 Rキャリパ・オイルシール パツキング 43049-1016 1 @410 Rマスター用 ピストンコンプ(ブレ-キ)43020-10941¥2,499 Rマスター用 ロツドアツシ(ブレ-キ)43010-10681¥2,079 ・前後共通 ブーツ1 ブ-ツ,キヤリパ 49006-1054 2 @504 ブーツ2 ブ-ツ,キヤリパ 49006-1055 2 @284 ガスケット ワッシャ(オイル)10.5x15x1.5 49091-0001 8 @74 後はRマスターのリザーバ接続部分のO-リングなんかも交換しました。 このあたりはお好みかと・・・w ◆工具とか スパナとかヘキサのレンチは標準工具として・・・ ・サークリッププライヤ。握ると閉じるほう。 ・ブレーキピストンロッキングプライヤ。キャリパのピストンを内側から掴んで引っ張るための工具。 http://www.straight.co.jp/item/19-9870/ ・ブレーキブリーダボトル。あると楽ちんです。ブレーキフルード交換でも威力を発揮するのでおすすめ。 http://www.straight.co.jp/item/19-589/ ・ラバーグリス(だっけ?) ・真鍮ブラシ。分解時の清掃に使います。スチールワイヤーのブラシはダメ。 ・O-リングオイルシールピック(なくても可だけど、あると便利) http://www.straight.co.jp/item/19-7001/ ん~、推奨工具のURLとか貼ると、まるでステマだw 同等品で適当なのがあればそれでokですw ★作業点順(キャリパ) ・キャリパを外します ・ブレーキパッドを外して、ブレーキレバー/ペダルを操作してキャリパのピストンを出せるところまで 出してしまいます。 ・キャリパからブレーキホースを外します。 ・ピストンプライヤでピストンを引き抜きます。斜めになると引っかかるので注意です。 ・ピストンが抜ける時にブレーキフルードが出てきますので注意です。 ・ピストンが抜けたらキャリパ内のシールを外してキャリパ内、ピストンを清掃します。 ・キャリパはアルミ製なので、傷がつきやすいので注意です。キャリパ、ピストンを清掃する時は、 清掃道具をピストンの動作方向と直交する方向に使います。動作方向と同じにすると、何かの時に 傷が付いて、その傷からブレーキフルード漏れなどの事故が発生します。 ・清掃が終わったら、新品のシールにブレーキフルードを塗布してキャリパにセット、キャリパピストン表面にも ブレーキフルードを塗布してから組み付けます。斜めになると引っかかって傷になってしまうので注意です。 ・バンジョーに新品のガスケットを組み付けて規定のトルクで締め付ければ組み立て完了!です。 キャリパの時は全然写真撮らなかったのですよ。サーセンw ★作業手順(マスター) ・マスターを取り外します。 ・マスターのダストシールを取り外します。これは押し込んであるだけなので、引っ張れば取れます。 ・中にクリップがいるので、クリッププライヤで外してやります。 ・あとは引っ張るとピストンが抜けます。 ・ちなみに、新品はピストンのカップが組み立てられてないので、自分で組み立てる必要があります。 組み立てはカップと本体をブレーキフルードで濡らしてから切らないように慎重に組み立てる必要があります。 自信のない人はメーカー系のディーラなど信用できるバイク屋に頼みましょう。 ・マスターシリンダ側はパーツクリーナーで清掃したらエアーでクリーナーを飛ばした上で、ブレーキフルードを 通しておきます。清掃の際にウエス等で内部を拭くと、細い糸くずなどが残ってピストンに挟まると、ピストン部は 非常に高圧になるためブレーキフルード漏れなどの事故につながりますので十分に注意です。 ・リアのマスターも同じような手順で交換します。 組み立ては逆の手順です。組み立て時にブレーキフルードで濡らしてから組み立てる、という事をお忘れなく。 ダストシールは押し込むだけです。 すべて組み上がったら、ブレーキフルードを流してやります。 このとき、ブレーキブリーダボトルがあると非常に楽です。ブリーザにホースを接続して、ブリーザを少しだけ 緩めてばokです。このとき、ブリーザのねじ山部にラバーグリスを塗布してねじ山の隙間からエアーが入る 事を防いでおくと後で困らないです。 すべて空っぽの時は最初が非常に流れにくいのですが、根気よくやると途中から流れ出します。 エアーが抜けたらブリーザを締めて完成!になります。 続いてフォークオイルの交換。 必要なのは ◆部品 ・新品フォークオイル ◆工具 ・500mL以上のメスシリンダー。ガラス製は割りそうなのでプラ製推奨w ・フォークオイルレベルゲージ。あると楽、というか効率がいいです。 http://www.straight.co.jp/item/19-8704/ オイル交換なら特殊工具は少なくて大丈夫。 ★作業手順 ・フォークを外す前に、フォークに組み付けられているすべての部品(ブレーキとかワイヤ・ホース)を フォークから外しておきます。 ・ハンドルを外します。ハンドルを外すときは後ろ側から緩めます。締めるときは前側から。 ・外したハンドルは落ちると面倒なので、こんな感じでテープで止めてしまいましょうw ・トップブリッジのフォークのクランプ(正式名称知らんw)を上側2本だけ緩めます。 ・フォークがまだ固定されているので、この段階でフォークのキャップを緩めてしまいます。 ・しっかり緩んだら、下段のクランプもゆるめてフォークを引き抜きます。抜いたらブーツを外してやります。 アウターチューブ側は溝にはめてあるだけなので、手で簡単に外れます。 ・外したら、キャップを外します。キャップにワッシャーが張り付いている時が多いので紛失しないように注意。 ・キャップを外すとき、スプリングでのテンションはそれほどかかっていないので大丈夫なはず、ですが、万が一 という事はありますのでキャップの飛び出しに注意しましょう。 ・スプリングを引き抜いて、フォークを逆さにしてオイルを抜きます。適当にストロークさせてアウター側に行っている オイルも追い出してやりましょう。 ・概ね抜き終わったら、新しいオイルを入れてやります。300mLくらい。メスシリンダーがあると計量が楽です。 ちなみに今回はお山用なので#5のオイルを試してみます。素人なので違いが分からないカモ!?w ・オイルを入れ終わったら、スプリングを入れないで元通りに組み立てます。組み立てたらフルストロークさせて 伸び端、縮み端で『ジュバ』という空気を噛んだ音がしなくなるまで繰り返します。 ・空気音がしなくなったら、めいっぱい縮めた状態で固定してフォーク上端からの油面高さを測ってやります。 標準は150mmです。この調整にはフォークオイルレベルゲージがあると絶対的に楽です。 ・これらが完了したら、スプリングを入れてキャップをします。ワッシャーの紛失に注意しましょう。 ・あとは各種組み立てを行います。 そして、吸排気系を組み立て。 あとはバッテリーを付けて、エンジンオイルを入れれば動かせる状態になります。 もうちょっとじゃ~
by nossi_ck
| 2012-05-28 12:39
| 整備・改造
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